Jolly Roger

にかほ市象潟にあるpool bar&ライブスポット”Jolly Roger”象潟駅前徒歩2分

TEL:0184-43-5227

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欲望の塔

地球が生まれて数十億年。(ほんとかなあ?)
猿が何万年もかけて進化して 人類が文明というものをもってたかだか1万年。
西暦ができて2000年ちょっと。
僕たちは なんの縁でか現代に生きています。
生まれた時からテレビや冷蔵庫があり 世界中を飛行機が飛び周り 蛇口をひねれば水が無限に流れてくる。(水道料金を払っていればね)
そんな時代はせいぜい ここ40〜50年ぐらいのものなんですよね。
都会では高層ビルや地下鉄 隙間ない交通網 ひしめき合う人間に眠らない街が広がる。
そして 巨大地震が騒がれる中 なぜか今だに高層建物は増え続けている。

旧約聖書の中に出てくるバベルの塔は 豊かさのおごりから神に近づこうとした人間が 天まで届く塔を建設しようとした事に神が怒って 罰として人種を分け 言葉を変え 人間をバラバラにしたというものだが なんとなく現代に警鐘を鳴らす話しのように思える。
ポンベイの火山噴火も堕落した人間の社会に神が怒って起こしたという伝説がある。

僕たちは少なからず賢明に生きているし 法治国家の中で生活する善良なる一般庶民ではあるが 実はその考えこそが大きなおごりで 誰かの犠牲の上に成り立っている平和の中で生かされているのではないかと思う時がある。

僕はちょっと違和感を感じます。
どんだけ文明が進歩しようと 人間は平等な形で共存するのではなく 常に〝勝ち組 負け組〟が存在し 勝ち組は権力を行使し さらに大きな力を持つようになる。
〝愛〟とはかけ離れた人間の欲望の本質。正にバベルの塔を建てようとしているような。
僕は決して共産主義者ではないのだが 隣人を家族のように思えるなら 自分だけが人よりも優位に立つことに虚しさを感じると思う。
そして誰とも平等で 一緒に笑い 助け合う生活に幸せを感じるだろう。

地球が本当に何十億年も存在するなら たかだか人間の答えは出ていると思うのだが。


遠藤 ミチロウ リスペクト

僕の中で 誰がいちばんパンクか?
たま〜に質問されます。
パンクに順番なんてないですよ。
だけどこの人っ!
この人だけは僕の人生に関わった人として 外す訳にはいきません。
遠藤 ミチロウ
僕もパンクには長く携わってきたので 東京や大阪にも外すわけのいかない先輩達はいるのですが 遠藤ミチロウだけは別格というか ザ スターリン自体 他のパンクバンドとまじわる事のない いつも孤高な存在でしたよね。

ザ スターリンは1980年代始め STOP JAP でメジャーデビュー。その出立と存在感たるや まるで既存のロック全てをぶち壊すかのごとく突然現れ その音楽性でもライブでも暴力的で自虐的でムチャクチャなバンドであった。
当然 僕には身じかに知り合いもツテもなく 僕の中では遠い存在の人として終わるところでした。

ところが14年ほど前に 秋田市でミチロウ氏のソロライブがあった際 知り合いのバーのオーナーの便宜により ライブの後の打ち上げに誘ってもらった事から 是非ジョリーロジャーでもって話を直接本人とすることができたんです。
程なくして ミチロウ氏本人より「◯月◯日ライブできますか?」と電話が僕の携帯に掛かってきた。
緊張というか 感激したね。

ジョリーロジャーでは過去に 秋田市のバンドの紹介で 当時の日本のハードコアの代表格 鉄アレイや 歴代の大物揃いのカラードライスメンもライブに来たことがあるが(計7バンドがツアーで来てライブ後 全員僕の自宅に泊まったのです!)本人からのライブのオファーはやっぱり緊張します。

それからは毎年欠かさず にかほにライブに来てくれていたのですが 4年前の震災のときからはパタっと止まってしまいました。
ミチロウさんは 福島県二本松市のご出身なはずですから 震災や原発の問題は本当に身近で 大きな出来事だと思います。
去年 久しぶりにライブに来てくれた時は いろんなお話しを聞かせてもらいました。
死んでしまった元メンバーの話から 原発の危険性についての話まで。
やっぱり 音楽やってるひとはカッコいいですね。
理想と現実 両方をしっかり直視してるというか 社会の問題もちゃんと考えてる。
音楽では全てを表現しきれないかもしれないが その世界観を僕らは感じ 共鳴し それに応える。
なにより 一年中歌いながら旅しているから ネタが尽きないし ホントタフな方ですねー。

遠藤ミチロウが目の前にいて歌っている。
それだけで僕にとってはすごく光栄なことです。

そして 彼は死ぬまで旅をしながら 天国の扉を叩き続けるでしょう。

もうすぐ忌わしい3.11です。

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カタマリ

いつまでも遠い過去にしがみついて 昔はよかったよ なんて言ってみても 時代の流れは誰にも止める事はできないし そんな拘りは 何の役にもたたないんだよね。
よくわかっていますよ。
僕らが10代の時 フォークソングを熱く語るオヤジらがウザかったのと同じ。
時代遅れのロン毛も フォークギターもベルボトムも大嫌いになった。
確かに昔 不器用なほど熱い時代があった。こだわってたし 汗くさかった。
だけど僕は 今の若者と比較して そんなのダメだ!なんていうつもりは全くない。
いえるほど 精神的に成長してないし。
あの頃 僕らはまだ未熟で何かに試行錯誤していただけ。

だけど 今の時代 自分がした事に対するリスクがなさ過ぎだよね。
でも それは我々大人も一緒。
過去は過去って切り捨てるのもいいが あの時のお前はなんだったの?って聞きたい。
死ぬまで変われない部分もなけりゃ そいつの昔がかわいそう。
付き合ってみりゃわかるよ。
あれっ こいつ背負ってんなって。

そういう人間が好きです。
僕には その分厚い引き出しが その人の人間性のカタマリに見えるんです。